GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨコハマ恐竜展2014についてgdgdと

さて、来週は東京国際ミネラルフェアなわけで、土曜と日曜のどっちに行くか悩み中(というか、高校の文化祭の助っ人に行く可能性もあるのでそっちと応相談である。前売買わにゃ…)なのだが、今回はミネラルフェアではなくヨコハマ恐竜展についてgdgdと書…

ララミディアのテリジノサウルス類

テリジノサウルス類Therizinosaurといえば、もっぱらアジアから化石が産出している。日本でも北海道や熊本から見つかっており、白亜紀のアジアではわりと普通にいたようだ。 さて、賢明な読者の方々は当然ご存じだろうが、近年北米からもテリジノサウルス類…

ジョーダンの獣脚類

↑“ジョーダンの獣脚類Jordan Theropod”ことLACM 28471。スケールは20cm 特に続けるつもりはなかったのだが、ナノティラヌス、ディノティラヌスと来たら残るはただ1つ、スティギヴェナトルである。 前々記事にて発掘の経緯については触れているので、ここでは…

“Dinotyrannus megagracilis”

↑LACM 23845の骨格図。スケールは1m このブログの読者の方であれば、“ディノティラヌス”という名前に聞き覚えのある方も多いのではないだろうか。90年代に颯爽と現れそして消えた恐竜の代表格であろう。 前記事で少し触れたのだが、改めてLACM 23845の来歴に…

"Cleveland Tyrannosaur"

↑“ナノティラヌス・ランセンシスNanotyrannus lancensis”の骨格図 (BMR P2002. 4. 1およびMontana Dueling Dinosaursの写真に基づく)と 模式標本CMNH 7541(復元された部位を灰色で示す) 例によってあまり信憑性はない(恐らく首はもっと長い)。スケール…

ケラトプス科の復元骨格

前記事でスティラコサウルスの骨格について簡単に書いたわけである。なかなかケラトプス科角竜の復元骨格を国内で見る機会(というか種類)は限られており、角竜スキーの筆者としては残念な限りである。 というわけで(?)、(筆者が確認している限りの)ケ…

スティラコサウルスの骨格

↑スティラコサウルスの模式標本CMN(NMC) 344 Flickrより スティラコサウルスと言えば知名度は極めて高いが、意外なほど展示は少ない。復元骨格に至っては、わずかに2体が組み立てられているに過ぎないのだ(キャストを置いてあるところも聞かない)。 さて、…

デイノケイルスの頭骨

ご存知の方はもうご存じであろう。ちょっと記事にするのをためらっていたのだが、速報的な形(速報でも何でもないが)で紹介しておきたい。 まずはこのリンクを見てほしい。(というか、このリンク先に書いてあることが全てである) 長らく「腕だけ(肩甲烏…

ピノキオ・レックス続き

↑チエンジョウサウルス・シネンシスQianzhousaurus sinensisの骨格図。 例によってあまり信憑性はない(尾はもう少し長くてもよかったか…?)。 スケールは1m 前記事で論文読んだら云々と大口をたたいた筆者であったが、なぜか筆者の通う大学にはサイエンス…

Qianzhousaurus sinensisあるいはピノキオ・レックス

http://cdn4.sci-news.com/images/enlarge/image_1907_2e-Qianzhousaurus-sinensis.jpg ↑チエンジョウサウルス・シネンシスQianzhousaurus sinensisの頭骨。 スケールは5cm sci-news.comより しばらく前に恐竜パンテオンさんでこんなニュース(ちょっとスク…

パキケファロサウルス類の体骨格についてgdgdと

パキケファロサウルス類といえば、そのほとんどの標本が頭骨の一部でしかないことは賢明な読者の皆様にはご存じであろう(断言)。 ステゴケラスStegocerasの部分的な骨格は1920年代から知られていた(そしてそれ以降発見されていない)が、その後しばらくの…

ラジャサウルス・ナルマデンシス

↑ラジャサウルスの骨格図。模式標本GSI 21141/1-33(の一部)、および追加標本(ナンバーなし?)を組み合わせたもの。スケールは1m(模式標本準拠) 模式標本にはこのほか部分的な肩甲骨、恥骨、脛骨なども含まれている。 あまり一般には知られていないよ…

羽毛の生えた蛇

↑ケツァルコアトルスの一種Quetzalcoatlus sp.の骨格図。複数個体の化石を組み合わせている。正確性はあまりない。スケールは1m たまには恐竜じゃない話でも書こうと思った結果がこれだよ! さて、異論もあるにはあるが一般に「最大の翼竜」と言えば、やはり…