GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

多々買いの季節

前記事が異様に好評でパニくっている筆者(どこの誰の仕業かと思ったら、案の定ホルツ博士でした。ありがたやありがたや)だが、重い腰を上げてトリケラトプスの進化云々の仕込みに取り掛かり始めたところである。記事にするタイミングを失ったまま半年近く…

When Dinosaurs Roamed Appalachia ④

↑アパラチア大陸の代表的な恐竜。上に行くほど年代が新しくなる 前回から番外編2つを挟んだとはいえ3週間近く間が空いてしまったわけであるが、気を取り直して第4回(最終回)。 かつてのアパラチア大陸から発見される恐竜については前回までで触れたとおり…

WISの向こう側

↑ナイオブララサウルス・コールイイの模式標本FHSM VP-14855の骨格図。 図示したほかにいくつかの頸椎、胴椎、肋骨も知られている。 皮骨の配列はよく分かっておらず、写真を元に部分的に復元するにとどめた。 スケールは1m。 Niobrarasaurus coleii FHSM V…

時には昔の話を

ナイオブララサウルス君はね、また転校してしまったんだ 嘘よ嘘― When Dinosaurs~は今回もお休み(予想以上にナイオブララサウルスに手こずった)だが、ちょっとしたことを(忘れないうちに)書いておきたい。 ご存じ小田隆先生のブログだが、さりげなくめち…

こわれたとかげ

↑クラオサウルス・アギリスの骨格図。スケールは1m Skeletal reconstruction of Claosaurus agilis based on photos. Scale bar is 1m. 本業が忙しかった(気合を入れれば1日でスライド作れるんね)のでだいぶ筆者の愚痴を書きつづったわけであるが、また平常…

学祭すんで日が落ちて

この調子だとまた1週間くらい更新ができなさそうなので、一瞬の隙をついて適当に書き散らかしたい(クラオサウルスの骨格図はペン入れ待ちのまますでに5日ほど放置されている)。 おかげさまで(?)無事学祭は終わった。もっと高校生が来たりするかとも思っ…

ドキッ!伏字だらけの○○○層群

諸般の事情(学祭に駆り出されることが決まった矢先に研究室の勉強会で○○○層群の化石相について現状報告をすることになったりクラオサウルスの骨格図を描き始めてしまったり)でシリーズものは一休みである。案の定今回の記事は筆者の愚痴その他で成り立って…

When Dinosaurs Roamed Appalachia ③

前回で予告したとおり、シリーズ第3回はアパラチア産鳥盤類である。ほとんどハドロサウルス類の話になってしまうがご了承願いたい。 ハドロサウルス類 ↑上段:“ハドロサウルス・ミノール”? 中段:ロフォロトン・アトプス 下段:ハドロサウルス・フォーキイ …

ちょっとした話

適当なノリで書いた記事だったのだが、Twitter(Twitterはなんかこわそう(小並感)なので手は出さないつもりの筆者である。なんかこう色々アレだったようで若干白い目で見ていたりもする(どうでもいいが、かつて某所の掲示板が爆発炎上の末に崩壊したのを…

いつものどうでもいい話

SVP絡みや基盤的魚竜形類の話でにぎわっている世間(?)であるが、例によって別に関係ない話(主に愚痴)をひとつ。 現在筆者は某層群の化石について色々(そんなに大したことではない)やっているところである。不幸にして古生物学的にはあまり研究の進ん…

When Dinosaurs Roamed Appalachia ②

↑上段:ドリプトサウルス・アクイルングイス 中段左:“コエロサウルス”・アンティクウス 中段右:“ドリプトサウルス”・マクロプス 下段:アパラチオサウルス・モントゴメリエンシス Top, Dryptosaurus aquilunguis(after Brusatte et al., 2011); Middle lef…

When Dinosaurs Roamed Appalachia ①

↑白亜紀後期の北アメリカ 左:カンパニアン後期 右:マーストリヒチアン後期 North America in Late Cretaceous. Left, Late Campanian;Right, Late Maastrichtian Modified from Colorado Plateau Geosystems, inc. 「困ったときのアパラチア」である(殴 …