GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

特別展「南アジアの恐竜時代」レポ

もう2週間弱で終わってしまう福井県立恐竜博物館の開館15周年特別展「南アジアの恐竜時代」に、遅まきながら行ってきたわけである。とっくに行かれた方が多いと思うのだが、適当にレポート記事を書いておきたい。なお、ディノプレスvol.1とvol.3あたりも参考…

アパラチアの角竜

Black Creek ceratopsian, YPM-PU 24964, left maxilla. A, medial, B, ventral, C, lateral, D, dorsal view. From Longrich (2015). さんざんアパラチアの恐竜について取り上げてきた本ブログであるが、こういうネタにはやはり飛びつかざるを得ない。角竜…

ウーグルーナールクUgrunaaluk、あるいは“アラスカのエドモントサウルス”

↑Composite skull reconstruction of Ugrunaaluk kuukpikensis. From Mori et al. (2015) 次回はタルボサウルスなどと抜かしていた筆者だが、またしても新種である。モザイケラトプスのように降ってわいた新種ではないのだが、実のところいずれ(未命名のう…

モザイケラトプス・アズマイMosaiceratops azumai

↑Mosaiceratops azumai ZMNH M8856 (holotype). Left lateral view of skull (a), right lateral view of skull (b), and skeletal reconstruction (c). Scale bar is 10cm. Modified from Zheng et al. (2015) 懸案事項は星の彼方に吹き飛ばした筆者である…

ワイマンの落とし物

↑Skeletal reconstruction of Euhelopus zdanskyi. Based on exemplar a, b, c, and scaled as exemplar a and c. Scale bar is 1m. カール・ワイマンと言えば本ブログではとっくのとうにおなじみの、ウプサラ大学の古生物学者である。中国産の恐竜を初めて…

アヴァケラトプス覚え書き

マイナー恐竜もいいとこのアヴァケラトプスだが、ここにきてにわかに注目度が高まっている(そんなこともない)。かねてよりロッキー山脈恐竜資源センター(というと大仰だが、つまるところトリーボールド社の発掘・展示部門である)が復元を進めてきたモン…

3+2

ペンタケラトプスといえば、わりあいに昔から恐竜図鑑の角竜のページを飾っていた。ここ4、5年で激増した角竜(特にケラトプス科)だが、このあたりの「古典派」はやはり落ち着くものである。 もっとも「古典派」とはいうものの、ペンタケラトプスはトリケラ…

HMMマリンカイザーの復活についての喜びその他をgdgdと

↑通りすがりのカラウルを鎌で脅迫しHMMマリンカイザー購入を強要するゼロス 筆者を絶望の淵へ追いやったマリンカイザーショック(絶望の淵から救ったのはウェンディケラトプスだった)だが、先日のWF夏にてちらと朗報が流れ、キャラホビ2015にてHMMマリンカ…

オストロムのトリケラトプス

↑Skeletal reconstruction of Triceratops "brevicornus" BSP 1964 I 458 (formerly YPM 1834). Scale bar is 1m. 北海道の山奥へ行っていたり別件で参っていたりしてかれこれ2週間近くほったらかし(な上にまともな仕込みができていない)なわけである。9月…