GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年を振り返って

年の瀬もいい加減押し迫ってきたところである。あまりにも色々なことのあった2020年であり、毎年恒例ともいえた各種イベントはもろに影響を食らったのは今さら書くこともないだろう。夏の大規模展はお流れとなり、中規模展も規模の大幅縮小でどうにか開催に…

もうひとつのカムイ

↑Skeletal reconstruction of Kamuysaurus japonicus holotype HMG-1219 and TMP 1989.092.0001 (selected elements). Scale bars are 1m for entire skeletons and 50cm for skulls. 国産恐竜といえば、「ご当地性」と密接に結びついている以上、マウントの…

モンタナ・デュエリング・ダイナソーズ;帰還

Montana dueling dinosaurs――モンタナ闘争化石の名で知られるそれが日本で話題になりだしたのはいつのころだっただろう。本ブログが今は亡きYahoo!ブログ(実際問題編集ははてなブログよりはるかにやりやすかったのだ)で生まれて日の浅いころに集中的に取り…

【告知】第5回VR恐竜シンポジウム「恐竜骨格の復元」にゲストで登壇します

というわけで(いつも通り前略)、9/27(日)の19時から恐竜技術研究ラボの第5回VR恐竜シンポジウムにゲストとしてお招きいただくことになりました。「恐竜骨格の復元」ということで、いつもの骨格図がらみの話等々について、司会の芝原暁彦さん、今井拓哉さ…

過ぎ去りし時の終わりに;「グレゴリーポール 恐竜事典」レビュー

例によってネットと書店実店舗とで発売のタイミングが微妙にずれていると見せかけて別にそんなことはなかったようだ。例によって(そうでもない)首尾よくポールの骨格図本――「グレゴリー・ポール恐竜事典」を出版社のご厚意によって手に入れた筆者である。…

そして伝説へ…

真夏もいいとこである。筆者のマシンは例によってMW5(そろそろ中心領域周回も飽きてきたので追加のダウンロードコンテンツはよ)を回すと熱停止寸前までヒートシンク(フリーザーとか二重ではない)のファンが咆哮するわけだが、幸い冷房を付けていればなん…

企画展「福井の恐竜新時代」レポ

更新をほったらかしていたらあっという間に8月である。本来なら今夏も色々あるはずが中止やら延期やら規模縮小やらではあるのだが、致し方ないところではある(が、細々と告知を続けているものもある)。 福井県立恐竜博物館といえば今年で開館20周年(前身…

十字架に磔られて

↑Composite skeletal reconstruction of Deinocheirus mirificus. Scaled as MPC-D 100/127. 筆者くらいの世代、つまり90 年代生まれは、「謎の獣脚類」としてのデイノケイルス(とテリジノサウルス)を(リアルタイムで)図鑑で見た最後の世代であった。筆…

WISの果てに

↑Skeletal reconstruction of Dryptosaurus aquilunguis (holotype ANSP 9995 and AMNH 2438) and small subadult or large juvenile Tyrannosaurus rex (composite; largely "Jane" BMRP 2002.4.1). Scale bar is 1m. 2020年もすでに3日目である。筆者はと…