2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
↑“マレエヴォサウルス・ノヴォジロヴィMaleevosaurus novojilovi” PIN 552-2の骨格図。 体骨格はほぼ完全であるが、実際にはいくつか欠けている骨があるので注意。 スケールは1m どうにか無事に(何回か命の危険を感じなかったわけでもないが)帰ってこれた…
幸いにして(筆者が福島巡検での登山から生還できれば)無事にブログ開設から1周年を迎えられそうな感じになってまいりました。手探りで始めたブログですが、驚いたことに海外からもそれなりのアクセスを頂いているようです。 さて、1周年記念(まだひと月以…
↑アンキロサウルス・マグニヴェントリスAnkylosaurus magniventrisの骨格図 AMNH 5895とAMNH 5214に基づく。 スケールは1m(AMNH 5214に合わせてある) ご存じの方も多いだろうが、ここ数年の再研究によって、70年代に一度統合されたエウオプロケファルス属…
↑トロサウルス・ラトゥスTorosaurus latusの骨格図 MOR 1122とMOR 981、MPM VP6841に基づく。 プロポーションはトリケラトプスに基づく大ざっぱなものである。 スケールは1m(MOR 1122に合わせてある) トロサウルスの化石と言えば、頭骨しか見つかっていな…
↑アパラチア産ティラノサウロイドの骨格図 上:ドリプトサウルスDryptosaurus ANSP 9995+AMNH 2438 下:アパラチオサウルスAppalachiosaurus RMM 6670 決してメジャーとは言えないドリプトサウルスであるが、本ブログではすでに2回取り上げている(筆者の…
http://events.nationalgeographic.com/media/images/photos/Spinosaurus_Inline.png ↑新たに製作された「full-scale model of Spinosaurus」 ナショナルジオグラフィックより ご存知の方も多かろう。スピノサウルスの新復元が(わずかに)公開され、話題と…
↑ブラック・ビューティーことティラノサウルスRTMP 81.6.1 スケールは1m 復元骨格とは頸椎や胴椎(そして肋骨)の相当部位が異なっている。参考にした資料と実際の復元骨格とどちらが妥当か筆者には判断する術がない そういえば、肝心のティラノサウルス(の…
思っていたより早かった。タンバリュウがこのほどタンバティタニス・アミキティアエTambatitanis amicitiaeとして命名されたのである。大方の予想を裏切って(?)、属名はタンバティタンではなかった(titanisはtitanの女性形)。 発見当時(もう8年も前で…
↑ドリプトサウルス・アクイルングイスDryptosaurus aquilunguisの模式標本と“ハドロサウルス・ミノールHadrosaurus minor”?ANSP 15202の骨格図。解説は本文参照 本当なら明日からフィールドに殴りこむ予定だったのだが、台風である。筆者のフィールドは山で…
↑Longrich, 2014より、カスモサウルス亜科Chasmosaurinaeの系統図 ヴァガケラトプスVagaceratopsがカスモサウルス属に戻されている点に注意 さて、トリケラトプス属の変遷についてようやく論文が出たわけで、記事にするチャンスをうかがっていた矢先である。…
↑香港科学博物館に展示されている“ヌオエロサウルス”、あるいは“ヌーロサウルス”の復元骨格 wikipediaより 突然であるが、筆者の地元の博物館のシンボル展示のひとつが“ヌオエロサウルス・チャガネンシスNuoerosaurus chaganensis”(今日ではもっぱらヌーロ…
↑シオングアンロンの模式標本FRDC-GS JB16-2-1 他に第11、12胴椎も発見されている。スケールは1m さて(唐突)、賢明な読者の皆様はとっくにお気付きであろう。筆者は中途半端なティラノサウルス類が大好きである。ドリプトサウルス愛は以前書いたとおりであ…