GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

御船町恐竜博物館リニューアルオープン

最初に言っておこう。筆者は九州の土を踏んだことはない。筆者の行ったことがある場所(順不同、通過のみのものは除く):茨城、北海道、千葉、東京、群馬、栃木、埼玉、福島、宮城、山形、神奈川、静岡、岐阜、大阪、京都、岡山、広島、福井、沖縄、デトロ…

モリソンの影

http://www.paleofile.com/imges/Dinosaurs/Sauropoda/Dystocosaurus.jpg ↑ディスロコサウルスの唯一の標本AC 663 後肢に末節骨が5つみられる点に注意 図はPaleofile.comより 白亜紀末期の北米産竜脚類と言えば、(色々論議もあるにはあるが)ひとまずアラモ…

砂漠のデュラハン

↑オピストコエリカウディア・スカルジンスキーイの骨格図。頭部のシルエットはネメグトサウルスに合わせてある(本文参照) 1960年代からおこなわれたポーランド―モンゴル調査隊によるゴビ砂漠の大規模調査は、かなりの成果を上げた。以前取り上げたバガラア…

横浜の恐竜展についてgdgdと

さて、今年の夏は横浜にホーナー展(勝手に命名)が巡回してくるわけである。実質的にトリケラ&トロサウルス祭りとなるわけで、筆者としては今からうっひょいひょいだったりする。(ご愛読いただいている皆様には言うまでもないだろうが、筆者はトリケラト…

私の恐竜遍歴

今後のネタが仕込み中だったり仕込中じゃなかったりなんだりなので、今回は肩の力を抜いて(いつだって抜きっぱなしの感はあるのだが)適当に書きたい。 さて、唐突であるが、筆者は1994年生まれの人である。94年生まれだがリアルタイムで∀とか見てたのが自…

テスケロサウルスの混沌

↑テスケロサウルス属の一連の種、および“ウィロー”ことNCSM 15728を示す。 さて、テスケロサウルスと言えば「心臓」やらなんやで有名(結局心臓ではなかったようだ)だが、最近かなり混沌とした状況になっている。いちいち書くともう色々と訳の分からないこ…

バガラアタン

↑バガラアタン・オストロミBagaraatan ostromiの模式標本ZPAL MgD-I/ 108の 骨格図。スケールは1m 図示したほかに、尾椎が5つ、pedal phalanx Ⅱ-2とⅣ-1が発見されている。 ネメグトNemegt層といえばモンゴルを代表する地層の一つである。白亜紀の終わりごろ…

トリケラトプスの誕生

なんだかんだでブログを始めて半年である。いまいち勝手がよく分からないまま適当に書き綴ってきたので、これからもお付き合いいただければ。 昔々のそのまた昔の1887年の春。アメリカ地質調査所のジョージ・キャノンらによって、コロラド州のデンバーDenver…

恐竜業界のネタキャラ四天王

さて、どんな業界にもネタキャラとして愛されている人というのは存在する。恐竜業界でも色々な人がいるわけだが、筆者の独断と偏見でネタキャラ四天王を挙げてみたい。最初に断わっておくが、ここで挙げる4人の科学的な功績は非常に大きいし、筆者は彼らが大…

北九州産角竜化石

下甑島の角竜の歯化石の発見(参考記事①、②)は記憶に新しい(断言)が、またまた角竜である。福岡は北九州、1億3000万年前の層から1991年に発見されていたものだという。(The Dinosauria 2nd editionによると、福岡県内の未命名のユニットから?Ceratopsia…