GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

恐竜業界のネタキャラ四天王

 さて、どんな業界にもネタキャラとして愛されている人というのは存在する。恐竜業界でも色々な人がいるわけだが、筆者の独断と偏見でネタキャラ四天王を挙げてみたい。最初に断わっておくが、ここで挙げる4人の科学的な功績は非常に大きいし、筆者は彼らが大好きである。

四天王その1 フランツ・ノプシャ(1877~1933)
 いきなり知名度の低そうな人だが、わかる人なら分かってもらえるチョイスだと筆者は信じる。とりあえず、ハンガリー貴族でスパイやったりアルバニアの王位に着こうとしたり恐竜やら何やら研究したり拳銃自殺しちゃった人である。
 なんだかんだ言ってものすごい研究成果を残している人である(なかなか顧みられなかったのだが)。近代恐竜学のまさしく先駆けだったと言えよう。

四天王その2 ロバート・T・バッカー(1945~)
 みんな大好きバッカーである。恐竜業界でも屈指の「過激派」だが、この人の業績は恐竜温血説だけに留まらない。ノプシャ再評価の立役者でもあるし、なんといっても「恐竜ルネッサンス」はバッカーなくしてはあり得ない。とりあえずこの人の絵はめちゃくちゃうまいのであった。

四天王その3 ジョン・R・「ジャック」ホーナー(1946~)
 ここ20年ばかしヒールに徹しているフシがある(おかげで日本での評判はよくなさげ)。あまり知られていないが、アメリカ東部の恐竜の再研究を手掛けていたりで、この辺もっと評価されるべきである。なんだかんだ言って、恐竜が成長過程で大きく形態を変えていったことに関しては誰もケチをつけてはいないのだ。

四天王その4 グレゴリー・S・ポール(1954~)
 バッカーの弟子(?)であるが、なんというか師匠以上にネタキャラ風味かもしれない。とりあえず、今日の恐竜のビジュアルのほとんどはこの人の影響下にある。当然筆者も影響受けまくりである。この人の論文は色々な意味で有名だが、それを差し引いても功績は大きい。ジラファティタンもメトリアカントサウルス科も認められたしね!

 まぁ、業界のネタキャラといえばとてもここでは恐ろしくて語れない某氏などもいたりするのだが、その辺は察しの良い方なら分かっていただけるだろう。最近見かけない某Sせんせー(まだ生きてるよねこの人)や、金子氏の著作にちょいと出てくる、なんというか学会を追放(と言うとなんだかアレだが、当たり前である)された人などは、恐ろしくてとてもここでは語れない。