サリー「うわー!!」
ゼミが終わったと思いきや身の回りで色々あって(時間はあるにはあったが)記事更新どころではなかった筆者なのだが、ひとまず山を越えた気がする(フラグ)。そういうわけで、2月の更新はとびとび(かつ手抜き)になりそうな気もするのだが、そこはご容赦願いたい。
さて、カナダ産の例の角竜に気を取られていたのだが、ひろさんのブログで仰天の話が出ていたわけである。各所で話題になりつつあるので軽く触れておこう。
手取層群北谷層から、新属新種の基盤的ハドロサウルス上科コシサウルス・カツヤマKoshisaurus katsuyamaが報告された。
論文は冒頭と終わりの部分が読める。最近の記事とも絡んでくる部分をかいつまんでおくと、
・福井の恐竜発掘現場には4つのボーンベッドがある
・BBⅡとBBⅢはBBⅠの上位(10m)に存在。フクイティタンと未記載のドロマエオサウルス類を産出
・BBⅣからコシサウルスが産出
いかんせん図が見れない(そのうちFPDMがプレスリリースを出すだろうが)のだが、どうも上顎骨・椎骨・恥骨・大腿骨(の一部)は産出しているようである。もろもろの情報からすると、どうもこの標本のことを指しているように思われる(一昨年に日本古生物学会でも報告されていた)。系統解析の結果コシサウルスはフクイサウルスよりも派生的であるとされ、エクイジュブスEquijubusと近縁とされた。