GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

多々買いの果てに

 最終日ということで、ミネラルショーの人の入りはほどほどであった。初日やらの様子は恐竜パンテオンさんやリンク先のブログ各位にある通りであったが、さすがに最終日なので大物はあまり残ってはいなかった。胡散臭いアイテムもあまり残っていなかったりで、ちょっと寂しいのは致し方ない。「ルゴプスのセレノ復元(自称)」は、色々とアレな代物なのは各所で写真を見たとおりである。子持ちオヴィラプトル類のレプリカが市場に出ているとは知らなかったので、けっこう驚かされた。アンズーの末節骨の良品に目が行った筆者であるが、よく見たら値段が一桁上だった。そりゃ2万ちょいで買えるとは思ってなかったけどさ。

 とはいえ、残り物には何とやらである。色々と手に入ったので、適当に書いておきたい。
 プロトケラトプスの幼体かと思って買ったのだが、家に帰ってよく見たらアーケオケラトプスの模式標本であった。嬉しい誤算である。未塗装・台座なし(さらに言うと右の眼瞼骨が接着面から折れてなくなってしまっていた)ではあるが、原標本の素性もよく分かっているあたりはありがたい。塗装ついでにパテか何かで右眼瞼骨をでっち上げるのもアリだろう。

 こいつも未塗装である(塗装済みのもあるにはあったが)。ベースがないのもアーケオケラトプスと同じであるが、何、気にすることはない。頭骨と左手のセットでなんとなくお得感(オイがある気がする。だいぶまけてもらったのもうれしかったところである。

・ハドロサウルス類の遠位尾椎
 産地(サウスダコタのヘル・クリーク層)からして、十中八九エドモントサウルス・アネクテンスだろう。最近ハドロサウルス類がマイブーム(?)だったので、手頃な価格のものを買った。神経弓はほとんど残っていないものの、基部がきちんと椎体に癒合していることがうかがえる。

・ラコレピス
 某有名国内ディーラー(いつもお世話になってますです)にて大量に販売されていたメキシコに吹く熱風!サンタナ層産の魚類であるが、なんでもJ西大学のコレクションの放出品らしい。手持ちも尽きかけていたので、手頃で雰囲気の良いものを購入した。


 レプリカの塗装は冬休みの宿題にちょうどよさそうである(とか言いつつ、以前買って色を塗らずに転がしてあるピナコサウルスの生首が恨めし気な目でこちらを見ている)。未記載のオヴィラプトル類は、そのうち骨格図をでっち上げるのも乙であろう。今回の特別展示が異常巻アンモナイトということで、アメリカ産ディディモセラス2種(D. nebrascaense, D. cheyennense)がみられたのも筆者的には嬉しいところであった。