GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

大恐竜展のレポらしきもの 中編

 パソコンくんがユーザープロファイルを読み込まなくなってひやひやしたけどなんとかなったぜ!というわけで中編にGO!
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 ヴェロキラプトルVelociraptorの腹部(右側面)。配列が多少崩れてはいるが腹骨がちゃんと残っている。
 写真中央(より気持ち右上)に筒状の骨があるのがお分かりいただけるだろうか?生前に食べた翼竜の一部とされている。

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 関節の繋がった状態で化石化したプロトケラトプスProtoceratops。腰のあたりにもう一匹、仲良く寄り添っている(?)

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 プロトケラトプスではない。バガケラトプスBagaceratopsである。バカではない。バガケラトプスである(大事なことなので2回(ry)。幼体の頭骨ばかりが図示されているバガケラトプスであるが、そこそこの大きさの標本(全長1mほど)は結構見つかっているはずである。プロトケラトプスのような高い尾の棘突起はもっていないように見える。

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 頭骨アップ。頭頂骨(フリルの一部、緑の線で輪郭を示す)の形態はプロトケラトプスとよく似ているようだ。

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 やっぱり地味ながら今回の目玉の一つ(と個人的に思っている)、未命名のトロオドン類Troodont。→命名されました
 サウロルニトイデスSaurornithoidesやビロノサウルスByronosaurus(バイロノサウルス)と同時代(ジャドフタDjadochta層)とのことである。下腕が残っていないが、それ以外はかなり完全な状態である。進化型のトロオドン類でここまで骨格が揃っているものは他にあるまい(次点がエッグ・マウンテンの“トロオドン”か?ウィキペディアにはこんな写真もあるが・・・進化型のトロオドン類かはよくわからない)。

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 頭骨アップ。吻が欠けているが、保存状態は非常に良い。歯骨の細さはビロノサウルス(そしてリチャードエステシアRichardoestesia)を思わせる。何気に3Dプリンターで作ったキャストのようだ。

画像の量があっぷあっぷしてきたので後編に続く→