GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2016年をgdgd振り返るコーナー

 歳をとると1年が過ぎるのはあっという間である(去年のコピペなのはキニシナイ)。いつにもまして年末という気分ではないのだが、気が付けば大晦日だったりして、本当に恐ろしいことである。
 例によって今年も色々あった。恐竜博2016はスピノサウルスの「新復元」で大きな話題を呼び(本ブログも便乗して多少知名度を高めるチャンスがあった。サウロルニトレステスやカスモサウルス幼体など、小型標本は非常に眼福であった)、スピクリペウスをはじめ筆者がなんとなく待ち望んでいた恐竜の記載も相次いだ。なにより、琥珀中に保存されていたエナンティオルニス類の「手羽先」に加え、「琥珀に入った非鳥類恐竜(リンク先はさりげない宣伝である)」が報告されたのは極めて大きい。恐竜の研究史において、2016年は恐らく記念すべき年(のひとつ)になるのだろう。筆者としては、原記載から150年を経てドリプトサウルスの復元骨格が制作されたというだけで今年は十分であった(ぇ
 国内の特別展は相変わらず量より質といった状態で(喜ぶべきことではある)、恐竜博2016や福井県博の特別展は非常に楽しめるものであった。とはいえ、物量でゴリ押しする恐竜博も見たい、というのが恐竜ファンの悲しい性であろう。

 ひるがえって、今年の本ブログといえば不安定な更新ペースではあったが、それでもここ3ヶ月あまりは週1+αくらいのペースで更新できたので許してほしいところである。妙にメジャー恐竜の記事が多かったのは必ずしも筆者の気まぐれというわけではなくて、山本聖士さん(今更説明は不要だろう)の恐竜復元教室との絡みもあったりする。よせばいいのに始めたTwitterは…まあこんなところあんなものだろう。思い切ってアカウントを作ったDeviantArtは海外の恐竜ファンから割と好評を得ているようで、なによりである。
 なんだかんだで3年半もやっていれば場末のブログとはいえそれなりの知名度を得るようで、最近思わぬところで名前を聞く機会が何度かあった。骨格図の絡みで声をかけていただく機会もあったりして、非常にありがたい話である。来年は本業の絡みで忙しくなりそうだが(なんだかんだ今年はヒマな方だったのかもしれない。就活ェ…)、そういうわけで頑張りたい。

 というわけで、来年もGET AWAY TRIKE !をよろしくお願いいたします。色々と悪だくみしていることもあるので、来年あたり何かしらの形にできれば。。。

 新年一発目の記事は(3年連続アジアのハドロサウルス類ということで)オロロティタンを予定。お楽しみに!