前半身だけで正直お腹いっぱいになれるのだが、こんなのまである始末。もちろん、バージェスの他の連中もこのクラスの化石(ネクトカリスの完全体とか)がガンガン飛んでくる。相応の覚悟が必要だろう。
バージェスだけにいい顔はさせない、ということでこいつらも多数参戦。相変わらずため息の出る保存状態である。
ステルススティンガーとサックスティンガー、あるいはマザーファンネルとチルドファンネル(違
一昨年のモンゴル展以来、この手の表記が増えた気がする。表記がはっきりしているのは嬉しいところである。ボロいラベルが貼りついているのがまたそそる。
さりげなく単弓類もちょいちょいレアものが。レプリカではあるが、元標本が素晴らしいとやはりいいものである。
恐竜も脇役ながら割といいチョイスといった印象。しかし映り込みがひどい。
実はヤンチュアノの頭骨をちゃんと見るのは初めてだった筆者。
新生代の化石哺乳類もなかなか充実している。この辺の化石は質感がとても美しい(が筆者の写真には反映されていない)。
当然化石人類も充実している。ライティングの関係でほとんどホラーのような写真になってしまった。
駆け足かつ恐ろしく適当に紹介したが、やはりこの展示は自分の目で
いささか展示解説と実際の展示の間にギャップもあったり(解説は遺伝子推しであり、微妙に噛み合ってない部分もある印象)もするのだが、その辺はご愛嬌というべきだろうか。とはいえ、これだけの化石が一堂に会する機会はまずあるまい。あんな化石からこんな化石まで、存分に驚かせてくれるだろう。
写真の撮りにくさをちょいちょい愚痴ってはいるが、そのあたりはえらい気合いの入った図録に綺麗な写真が載っているので割と無問題だったりもする。(しかも図録の通販もある。展示を見に行けない方も、図録だけはぜひ買われたい)
NHKスペシャルの評判はパッとしなかったが、展示の方は特濃でどっぷり浸かれること請け合いである。
(余談になるが、毎度海洋堂はいい仕事をしている。筐体の脇に両替機も完備されているので、「わーっ、あてるぞ!!」と叫びながらガチャガチャを回そう)