↑メガラプトル科の合成復元骨格図。
主にアエロステオンとアウストラロヴェナトル、メガラプトルに基づく。
全長は属によって差があるが、最大のもので10mほどと思われる。
頚肋骨、胴肋骨、腹骨、尾は省略した。
いつも以上に信憑性のない図であるので注意されたし。
例によってものすごく継ぎ接ぎの絵である。予察的な復元図とかそういうレベルですらないのだが、なんとなくこんな感じになった。(描いた本人からしても、相当胡散臭い図である。どっかしらに致命的なミスが紛れている可能性は大いにある)
椎骨と肩帯、腰帯はアエロステオンAerosteon、四肢はアウストラロヴェナトルAustralovenatorである。四肢と体部の比率については、メガラプトルの幼体にほぼ準拠している(ゆえに、成体とではだいぶ差がある可能性がある)。頭骨はメガラプトルの幼体にオルコラプトルOrkoraptorの方形頬骨、アエロステオンの後眼窩骨と方形骨を合体させた。歯骨はアウストラロヴェナトルである。
涙骨や頬骨、下顎の後部、座骨などは発見されておらず、とくに座骨は筆者のフィーリングで描いた(殴 。恥骨の形態はコエルロサウルス類とは似ていないように見え、座骨の形態がコエルロサウルス類(というかティラノサウルス上科)的な形態だったのかはよくわからない。
メガラプトル科の胴体はかなり「幅があって深い」らしい(いまいち図ではそれっぽくならなかったが…)。腹骨は肋骨と同程度の長さがあるという。尾もかなり高さがあるといい、胴体から尾にかけてはかなりがっしりしていたようだ。首もよく発達したS字型であるといい、多分上の図はそのあたりも正確ではない。