GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

私の愛したトリケラトプス②補足

需要をNT的なカン(大嘘)で察知したので、前記事の補足のためにいくつか図を挙げておこうと思う。
イメージ 1
Lull, 1933より、ランス層におけるトリケラトプスの相対的な産出層準を示した表。全て相対的な位置関係である点に注意。限定的な層序学的データに基づいており、現在ではこれらの標本の産出層準の相対的な位置関係はもはや不明になっている。ゆえに、この表に関しては基本的にアテにすべきではないようだ。

イメージ 2
Schlaikjer, 1935より、トリケラトプスの系統図。Lull, 1933で示された位置関係を、相対的にではなく絶対的に示している(はず)。×が模式標本の産出層準、実線が生存期間を示している。トロサウルスが除かれ、新たにトリケラトプス・エウリケファルスが加えられている。(ちなみに筆者はエウリケファルスは別種ないしは新属でもいいのではないかと勝手に思っていたりもする)

イメージ 3
Ostrom and Wellnhofer, 1986より、ワイオミング州ナイオブララ郡のランス層におけるトリケラトプスの各種模式標本産地を示した図。これに関しては信用してよいようだ。