GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

2014年をgdgd振り返るコーナー

 なんというか、歳をとると1年が過ぎるのが早くなるものである(20歳学生)。気が付けば今年も怒涛の勢いで終わろうとしているので、適当に振り返ってみたい。

 今年は恐竜の「Golden Age」だという。デイノケイルスのほぼ完全な骨格、メガラプトル幼体、“羽毛”の保存されたクリンダドロメウス、スピノサウルス新復元(とネオタイプ)、このクラスとしては抜群に完全度の高かったドレッドノートゥス、アンフィコエリアスのサイズの再検討、、、と、文字通り見た目のインパクトの大きなニュースが確かに多かった。かといって地味(だが重要)な研究が少ないかと言われればそういうわけでもない。黄金期かどうかは後の人が考えることではあるが、実際今年は豪華(?)だった実感はある。古生物全般に目を向ければ、基盤的魚竜形類やらなんやらと、これまた豪華だった。
 日本に目を向けてみれば、タンバティタニスの記載と、むかわのハドロサウルス類の発掘の大幅な進展があった。タンバティタニスはモノグラフ(ありがたいことにフリーである)を出す気合の入れようだったのは皆様ご存じの通りである。むかわのハドロサウルス類もちょくちょくプレスリリースを出したりなんだりで、今後が楽しみである。
 国内のイベントも、去年に引き続き質の高い特別展が多かったように思う。幕張がないと少々寂しくもなるのだが、それを吹き飛ばしてくれるだけの質の高さだった。

 で、めでたく本ブログも1周年を迎えることができた。未だに手探りの部分が大きい(いわゆる恐竜クラスタ内における位置付けも含めて、ね)のだが、ひとまずご好評をいただいているようなので一安心している筆者である。今年やり残したことは多い(トリケラトプスの生層序の話は思うところがあって色々調べてるうちにドツボにはまって記事を書くに書けないような状態だったりもするのだが、とりあえず1月中には何とか…)のだが、まぁこんなものだろう。


 そういうわけなので、来年も気の向くままに角竜多めでやっていくことになりそうですが、どうぞよろしくお願いいたします。新年一発目は今のところシャントゥンゴサウルスの予定なのぜ