かねてからの情報通り、むかわ竜の復元骨格(実物を組み込んだマウントにする話だったわけだが、見るからに重く脆そうな化石でもあり、色々気になるところである)が恐竜博2019の目玉になるわけだが、もうひとつ、公式サイトを見れば一目瞭然の通りデイノケイルスの全身骨格が目玉になるという。公式サイトの文言を見る限りマウントはキャストになるようにもとれるわけだが(その方が色々と好都合であろうし、あの代物をマウントするのはちょっと考えものでもあろう)、頭骨などは実物が来日するようである。
一方で、目玉がこの二つだけとも考えにくく(どちらもマウントすればわりあい面積を取るのは違いないのだが)、他の色々な標本の来日にも期待したいところである。
(以前のモンゴル展におけるゴビヴェナトルのようなケースはあったが、むかわ竜が名無しのまま目玉展示に君臨するとも考えにくく、これはつまり、来年の初夏ごろには命名される可能性が高そうだ(言うまでもなく記載論文が出版されるかどうかの問題なわけだが)。フクイヴェナトルと並ぶ日本産屈指の完全度なわけで、論文の内容も楽しみなところである。)