発見された化石についてはここで語る必要はないだろう(写真を見ればどういうことかすぐにわかるはずである)。
この化石が産出したのはオウル・クリークOwl Creek層(マーストリヒチアン;だいたい7050万年前ごろから6700万年前ごろ)で、公表された情報の限りでは産出層準ははっきりしないとはいえ、時代がかなり新しいことに注意すべきである。このころにはすでにララミディアとアパラチアはつながっており、双方で恐竜の往来が始まっていた可能性が十二分に考えられる。時代からすると、この角竜は「ララミディア起源の」かなり派生的なものであるようにも思われる。なんにせよ、論文の出版が楽しみな話である。