メガ恐竜展はなんというか、名称の時点で嫌な予感がしている。初っ端のブラキオサウルスが色々とアウトなのだが、それ以上言うと悲しくなるので言わないでおきたい。トゥリアサウルスの復元骨格はてっきり後半身を作り起こしてくるかとも思ったのだが、別にそんなことはないようだ。肩帯から前肢にかけての作りがかなり荒いのは実際仕方のないことでもあるのだろうが、うーん。
そういうわけで期待も何もしちゃいなかった(監修がM.ザンダーなのが珍しいというか、そのくらいである)のだが、リスロナクスの復元骨格とエウへロプスの「全身」復元骨格も展示されるという。
リスロナクスはまだ日本で展示されたことはなかった(気がする)し、エウへロプスの骨格も福井の特別展で展示された程度のはずである。エウへロプスの場合「全身」をわざわざうたっているあたり、尾まで復元したものが展示されるということなのだろうか? ぶっちゃけリスロナクスもエウへロプスもそんなにデカくはないのだが、これこそ素直に喜ぶべきだろう。
そんなこんなで、今年の幕張はどうでもよくなりかけていたのだが、リスロナクスとエウへロプスがいるんだったら、とあっさり陥落した筆者である(※基本ちょろい筆者)。リスロナクスとエウへロプスのために入場料を払うのだと思えば、そう悪いものではない。