GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

ゾイドのモチーフについて考えてみるコーナー①

 さて(唐突)、恐竜・ガンダムゾイドは筆者の主要な構成要素を占めています。そこかしこに仕込まれたガンダムゾイドネタに気付いた人もいただろう?(馴れ―ション)
 ちょこちょこリクエスト(そんなこともない)があったりもして、今回は何となくゾイドについても書き散らかしていきたいと思う(つまるところ、普段の読者のみなさまでゾイド何それおいしいの?な方は置いてけぼりである。これから毎日ゾイドオンしようぜ?)そういうわけで本日のネタは、EZ-074デスレイザーだ、いってみよー!

 とかなんとか言いつつ、筆者はデスレイザーは持っていない。というか、三匹の虎編のゾイドは1機たりとも持っていない(友達の誕生日プレゼント用にサビンガは買ったが…)。GZ版のリデコも持っていないのである。いやね、秋葉原の某店でデカルトドラゴン(GZ版)6980¥って言われたら躊躇うやん…。そういうわけで、画像は適宜ググられたい。

 ゾイドの中でも屈指の凶悪面というか、洋物のRPGに出てきそうな顔のデスレイザーである。あまり当時はそそらなかったのだが、GZ版のデカルトが結構欲しい今日この頃だったりする。(まぁ、デスはデスでもデスキャットの方がよっぽど欲しいのだが、現状筆者の財力その他ではとてもお迎えできる機体ではない。GZのデカルトドラゴンは、HMMのZナイトと並べるといい感じになると思うのだ)
 一応テリジノサウルス型(!)のデスレイザーなのだが、筆者の眼力では獣脚類型であることと前肢の爪(エレクトリッククロー…というか、こっちがプラズマブレードでいんじゃね?)以外、テリジノサウルスとの共通点を見出すことができなかった。モチーフからの乖離というのはゾイドでは結構よくある(というか、色々な意味でモチーフに忠実というのは無茶な話である)のだが、デスレイザー(とパラブレード)はかなりそれが激しい。アレンジ…というにはかなり厳しいものがある。

 例えばガンブラスター(オデロが乗らない方)も「乖離」という意味ではたびたびゾイダーの議題に上る(そんなことはない)が、ハイパーローリングキャノンに目をつぶれば、あとは驚くほどアンキロサウルスの古い復元イメージと重なる。ハイパーローリングキャノンもずらりと並んだ皮骨の棘に摩天楼のイメージを重ねた結果なわけで、なかなかの「名翻訳」で筆者は結構好きである(と言いつつガンブラスターも持ってないのだが)。

 皆様ご存じの通り、こんな感じのテリジノサウルスの復元は90年代まではかなりよく見られたものである。セグノサウルス類との密接な関係が分かって初めて今日のイメージが出来あがっただけに、デスレイザーのデザインは「旧復元準拠」と言い張ってしまえばそれもアリだろう。(パラブレードはあれだ、実はキメラブロックスなんだよ、うん(滝汗))
 
 ゾイドのシルエットやモチーフというのは時代を映す鏡(?)である。わりと当時の日本国内の恐竜やら何やらのトレンドを追っている感じもあり、その辺を考えていくと結構楽しい。 
 実際のところデスレイザーはデカルトドラゴンへの合体ありきなデザイン/構造で、モチーフの決定はむしろ後回しだったようにさえ思われる。ティラノサウルス型大型機が続いたがために「テリジノサウルス型」にしたのだろうが、結果的にティラノサウルス型と大差なくなってしまったのは残念なところではある。


まとめ:安西先生、GZ版のデカルトドラゴンが、(ちょっと)欲しいです…