GET AWAY TRIKE !

恐竜その他について書き散らかす場末ブログ

恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス ~知られざる大陸ララミディアでの攻防~ レポート②


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 うおっまぶし
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 会場に足を踏み入れると、いきなりトリケラトプスの頭骨がお出迎えである。(暗かったのとスポットライトがきつかったのとで写真がアレだが お 許 し く だ さ い !)ガラス越しではあるが、間近で観察することができる。
 ご存知の方も多いだろう(断言)が、この頭骨(BHI製のレプリカ。品切れ中?)の原標本はROM 55380というT. ホリドゥスhorridusの亜成体である。縁後頭骨(縁頭頂骨+縁鱗状骨)と縁鼻骨以外ほぼ完全な頭骨であり、開いた縫合線や骨表面の細かな構造がよく分かる。

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↑原標本の素晴らしい保存状態がうかがえる。前上顎骨の末端の突起の内側に鼻骨の腹側の突起が入り込んでしまっているが、これは本来逆である(過去記事の図と比較されたい)。(と思ったけど光の加減でそう見えてるだけか?なんのこっちゃという人は大人しくスルー!)
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↑執拗にこういうところの写真を撮りまくっている男を3/21の午後か3/22の午前中に見かけた方、それはひょっとすると筆者かもしれません。

イメージ 4
 インロンYinlongの成体復元はかなり出来がいい(筆者としてはここまで眼窩を落ち窪んだ感じにしなくても良かった気はするが)。前肢が「側方型」になっている点に注意されたい(もっとも、インロンは2足歩行の気が強いのだが)。このくらいなら家で飼えそうな気はするが、噛まれたら多分指が持っていかれるであろう。

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 インロンと同時代(地域はやや異なるが)の大型植物食恐竜ということで友情出演のトゥオジャンゴサウルスTuojiangosaurus。フレームを取っ払って組み立てるとこうも見違えるものである。(股関節が外れてるのは 気 に す る な !)

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 かわいいぜ・・・

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何気にこのホンシャノサウルスHongshanosaurusの頭骨は初めて見る。保存状態は正直大したことないのだが、独自性に疑問の余地がある属ということもあり、興味深い。

 展示室に入って10m進んだかどうかといったところなのだが、ここで写真の容量が限界である。とりあえず次回